ガレージづくりのアイディア紹介

作業

床についたオイル汚れの掃除方法

チェーンメンテナンスをする人

こぼした直後は拭かずに吸わせる

エンジンオイル交換やチェーンメンテナンス中に、うっかり床にオイルをこぼしてしまうことは、ガレージ遊びをしていれば誰にでも起こりうることです。
この時、慌てて雑巾でゴシゴシと拭き取ろうとするのは絶対にNGです。

コンクリートの表面には目に見えない無数の細かい穴が開いているため、拭く動作によってオイルを広く薄く塗り広げてしまい、かえってシミを大きく深くしてしまいます。
まずは被害を拡大させないために、「吸着」させることが最優先です。

こぼしたオイルの上に、猫砂、おがくず、あるいは新聞紙やキッチンペーパーを山盛りに乗せてください。
決して擦らず、オイルが自然に吸い上げられるのを待ちます。
量が多ければ、その上から踏んで圧力をかけても良いでしょう。

粉末や紙にオイルを十分に吸着させ、あらかた吸い取らせてからそれらを回収することで、コンクリートの目に入り込む油分を最小限に抑えることができます。

この初期対応の早さと正しさが、最終的な仕上がりを大きく左右します。

パーツクリーナーや専用洗剤を使う

表面の液体オイルを取り除いた後に残ってしまった黒いシミには、油汚れを化学的に分解する力が必要です。

手軽な方法としては、カー用品店にあるパーツクリーナーをシミ部分にたっぷりと吹きかけます。
速乾性のものではなく、遅乾性のもののほうがじっくり浸透するのでおすすめです。
または、アルカリ性の工業用洗剤や油汚れ用洗剤(マジックリンなど)を原液のままかけます。

ここで重要なのは、ただかけるだけでなく、物理的な力を加えることです。
コンクリートの凹凸に入り込んだ汚れを掻き出すイメージで、デッキブラシや金属製のワイヤーブラシを使って強めに擦ってください。

洗剤が泡立ち、汚れが浮き上がって茶色い液体になってきたら、綺麗なウエスや新聞紙でしっかりと拭き取ります。

この「分解させて、擦って、吸い取る」という工程を数回繰り返すことで、薄いシミならほとんど目立たなくなります。

高圧洗浄機を使う手もありますが、油分を分解する前に水圧をかけると、逆に油を奥へ押し込んでしまうこともあるので注意が必要です。

頑固なシミにはペースト湿布が有効

時間が経過してコンクリートの深部まで浸透してしまった頑固なオイル染みには、「湿布法」というじっくり時間をかける方法が有効です。

重曹やセスキ炭酸ソーダ、あるいは粉末の洗濯洗剤に少量の水を混ぜて、耳たぶくらいの硬さのペーストを作ります。

これをオイルのシミ部分に厚く塗りつけ、その上から乾燥防止のためにラップで覆い、テープで固定します。
この状態で数時間から一晩、長ければ24時間ほど放置してください。

ペーストが乾燥していく過程で発生する毛細管現象により、コンクリート内部の油分が表面へと吸い上げられ、粉末に取り込まれていきます。

最後にラップを剥がし、乾燥したペーストをブラシでこすり落として水で洗い流せば、諦めていた濃いシミが驚くほど薄くなっているはずです。

一度で完全に落ちない場合も、根気強く繰り返すことで徐々に綺麗になります。
怪我の手当てをするように、じっくりとコンクリートのケアをしてあげてください。

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