外壁材は素材で違う
外壁を変更しようとした際に多数の素材が存在するのですが、どれでもいいわけではありません。
大きく分けるとモルタルや窯業系サイディングや金属系サイディングやALCパネルが存在しています。
それぞれの特徴やメリットデメリットを知っておくと、より自分の家に合った外壁材を選べるでしょう。
一般的に使われている外壁材モルタル
モルタルは、セメントと砂を混ぜ合わせて作られており、自然な素材からできてることもあるせいか温かみを感じる外壁材として人気があります。
また、つなぎ目がなく、耐震性や耐火性や耐久性が高いというメリットが多い外壁材です。
しかし、施工期間やコスト、そして職人の技術が必要ということもあり、素人では難しいという難点があります。
メンテナンスのタイミングは10年程度で、結構長めですが、塗膜の剥離や劣化現象がある場合は補修をしてあげないと痛みがひどくなりメンテナンスのタイミングまでの時間が短くなるので注意しましょう。
主流となっている窯業系サイディン
窯業系サイディンは、セメントに繊維質や混和材を混ぜたもので、板状になっています。
デザインがさまざまでおしゃれな壁を作りたい方に欠かせません。
また、値段が安く、施工性が高いことから今主流の外壁材となっています。
そして、手軽さがある上で、耐火性や遮音性や耐震性に優れており、良く選ばれている外壁材です。
しかし、熱をためこみやすいという面があり、部屋の中が熱くなりやすいこともあり、夏はあまりいいことがありません。
メンテナンスのタイミングは7~8年とされており、劣化などが見つかった場合、補修することで長く持たせることができます。
軽さがウリな金属系サイディング
金属系サイディングは、重さが軽いため家にかかる負担を減らせます。
また、耐震性や耐熱性や耐凍害性にも優れており、コストパフォーマンスもいいです。
ただし、鉄なので錆が発生しやすかったり、へこみや傷がつきやすいという金属ならではのデメリットもあります。
メンテナンスのタイミングは10~15年と長く、半年に1回程度の水洗いによるクリーニングを行うと長持ちしやすくなります。
高層ビルによく使われているALCパネル
ALCパネルは、軽量気泡コンクリートと呼ばれており、重さは通常のコンクリートの4分の1です。耐久性や断熱性や耐震性に優れており、環境にも優しいと外壁素材になります。
しかし、水に弱いという面があり、塗装をしっかりしないと防水性に欠けるため、雨が多い地域では気を付ける必要があります。
メンテナンスのタイミングは、5~10年程度で、点検をして何かあれば補修することで長く持たせることができるでしょう。